イーサリアムの今後を握る「鍵」とは?課題や懸念についても解説

イーサリアム・Ethereum・ETH




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仮想通貨のナンバー2であるイーサリアム、その特徴を踏まえイーサリアムの今後の鍵を握る要素を解説いたします。また、イーサリアムの今後の課題や懸念点もご紹介しますので参考にしてください。

仮想通貨No.2のイーサリアム(ETH)とは?

誤解されやすい部分なので先に説明しておくと、イーサリアムとは「分散型アプリケーションプラットフォーム」のことで、正確には仮想通貨の名称ではありません。

イーサリアムは様々な企業がアプリケーションを開発して、ユーザーに提供するための「場所」であり、そこで流通する仮想通貨はETHと呼ばれるものです。

仮想通貨の取引所や販売所で売買できるのは正確にはETHの方ですが、一般的には「イーサリアム」として流通しています。

イーサリアムのコアな特徴

  1. 中央管理者のいない「分散型」のアプリケーションプラットフォーム
  2. スマートコントラクトを実装している
  3. イーサリアムno時価総額がビットコインに次いで2位

このような特徴からイーサリアムは、投資目的の仮想通貨ユーザーのみならず、大手企業からも実用的なツールとして注目を浴びています。

2018年の8月時点では、価格がやや低迷気味のイーサリアムですが、その実力から今後発展する可能性は大いにあると言えるでしょう。

イーサリアムの今後の鍵を握る4つの要素

それでは、イーサリアムが発展していくために必要な要素について解説していきます。イーサリアムの今後の鍵を握るのは大きく分けて以下の4つが重要となるでしょう。

イーサリアム自体のアップデート

イーサリアムは公開してからすでに以下のような名目で「アップデート」が施されてきました。

  1. フロンティア
  2. ホームステッド

上記がすでに実行されたアップデートです。これにより、イーサリアムは安定性の向上や手数料の引き下げなどの進化を遂げてきたのです。そして、2018年中に「メトロポリス」、さらに時期は未定ですが「セレニティ」というアップデートが予定されています。

イーサリアムのアップデート:メトロポリス

これまでのアップデートは、どちらかというと「開発者、技術者向け」のものであり、要するに一部のユーザーにのみ利益が生じるアップデートでした。

しかし2018年内に実行される予定であるメトロポリスは、一般ユーザー向けとされています。具体的には送金の際の「匿名性」の向上、マスキングと呼ばれるセキュリティー対策、プラットフォームの利便性の向上などです。

このようなアップデートがなされれば、イーサリアムの実用性は飛躍的に高まると予想され、需要も増えるでしょう。

イーサリアムのアップデート:セレニティ

セレニティでは、プルーフオブワークからプルーフオブステークへの移行がなされる予定です。仮想通貨ではコンセンサスアルゴリズムと呼ばれる「管理システム」があり、現状のイーサリアムとビットコインはプルーフオブワークというシステムを使用しています。

プルーフオブワークは、その管理システムの特徴から膨大な電気を消費することが問題視されています。そして、プルーフオブステークはその問題を解決するシステムであり、エコロジーの観点で優れています。

イーサリアムを活用したDapps

Dapps(ダップス)とは「分散型アプリケーション」のことです。ブロックチェーンというシステムを使用して開発されたアプリケーションやソフト、プラットフォームを総称するものであり、以下のような特徴があります。

  1. 中央管理者がいないオープンソース
  2. ユーザーが各自でデータを共有し運営していく

ブロックチェーンを利用することで上記のようなアプリケーションを実現することができます。そして前述のように、イーサリアムはアプリケーションプラットフォームです。

つまりは、現在においてDappsの開発のメインステージはイーサリアムであり、今後もDappsの需要とイーサリアムの需要は比例していくと考察できます。

イーサリアムのDappsでは以下のようなアプリやサービスを実現することができて、既に流通しているものもあります。

  1. ゲーム
  2. 取引所
  3. クラウドストレージ
  4. IDの管理
  5. ギャンブル

イーサリアムで画期的なDappsが開発されれば、インターネットの世界は激変する事でしょう。イーサリアムによって生み出されたアプリケーションも今後の注目ポイントです。

イーサリアムのICO

ICOとは企業が独自の仮想通貨である「トークン」を発行して売り出し、資金集めをする事です。

実はイーサリアムでは「独自トークンを開発する」ことが可能であり、ICO市場においてイーサリアムはビットコイン以上の基軸となっています。

今後ICOが活性化していけば、イーサリアムの需要は比例して高まると考察できます。

EEA(イーサリアム企業連合)

EEAとは「イーサリアム企業連合」というものです。その名の通り、イーサリアムの実用化を目指して開発や実験を行なっているコミュニティです。このEEAには以下のような企業が参加しています。

  1. JPモルガン
  2. マイクロソフト
  3. トヨタ自動車
  4. 三菱UFJ
  5. マスターカード
  6. KDDI

このように、いずれも世界を股にかける大企業ばかりで、この他にも様々な企業がEEAに参加しその数は150を超えます。

今後、このEEAへの参加を表明する企業は増えると予想され、その度にイーサリアムへの注目も高まっていくでしょう。

イーサリアムの今後の課題と懸念

上記のように非常に今後も有望と言えるイーサリアムですが、それでも課題や懸念存在します。それらを以下にまとめましたので参考にしてください。

イーサリアムのスケーラビリティ

スケーラビリティとは決済における処理能力のことです。スケーラビリティの性能によっては、決済にかかる時間や手数料が大きく変わります。

ビットコインの場合は一回の取引に10分以上かかることがありスケーラビリティは低いです。イーサリアムの場合は、およそ決済時間が15秒というスケーラビリティで、ビットコインよりも優れています。

しかし、僅か数秒で決済できるリップルやダッシュといった仮想通貨と比べるとやや見劣りするのがイーサリアムの現状です。さらに、今後イーサリアムの需要が高まれば処理する情報量が増大してスケーラビリティに影響する可能性も低くありません。

イーサリアムの柔軟性

ブロックチェーンというのは「改ざん・不正が不可能なデータベース」です。これは裏を返せば「修正ができないデータベース」であるとも言えます。

ビットコインのように決済に特化したシステムであればさほど問題はありませんが、イーサリアムのように「開発」を目的とするシステムではそのような特性はやや不便と言えるでしょう。

高度なアプリケーション開発には柔軟に変更や修正ができる開発環境も必要であり、イーサリアムの大きな課題と言えます。

ICO自体の規制

ICOは株などよりも参入が容易であることから、資金集めと称した「詐欺的なICO」が横行して問題視されています。現に、中国や韓国ではICOは全面的に禁止となっています。

また、アメリカやスイス、シンガポールなどでも全面禁止とまではいかなくても、厳しい基準が設けられています。日本でも、規制が強まっていく可能性が高いです。

このようにICOに関する規制が世界的に強まれば、イーサリアムの大きなアドバンテージが無くなってしまうかもしれません。

イーサリアムの今後についてのまとめ

イーサリアムは仮想通貨界のナンバー2であるため、現在では投資目的での需要が高いです。しかし、実際にイーサリアムはアプリケーションプラットフォームなので実用的な側面が強く、どちらかと言えばその機能性が今後の発展の鍵を握るでしょう。

イーサリアムへの投資では単純な価格推移だけでなく、DappsやEEAなどの企業やサービスの発展やICO関係のニュースなどに注目すると良いでしょう。

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